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霊界から届いたハッチ判事の手紙(20)

 投稿者:ちくてつ  投稿日:2021年10月31日(日)07時00分4秒
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  霊界から届いたハッチ判事の手紙(20)

健康長寿&安楽死を、正心調息法&らくらく毛管運動で実現しましょ。
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Raku Raku Workout no1(らくらく毛管運動)

「生きている死者からの手紙」(1914年の出版、ノンフィクション)
        エルザ・バーカーによる記録
        金澤竹哲・訳



第41の手紙 見えない世界の寵児(4)



<美しきもの>は、全宇宙についての私の考えを変えてしまった。今度地上に戻るとき、それまでに見た驚異をすべて記憶しておけるだろうか。おそらく、私も大多数の人と同じように、前世の細部は忘れてしまい、ただ、表現できぬものへの曖昧なあこがれと、地上と天国には現世の人間が哲学的に考えうる以上のものがあるという強い信念のみをもって誕生することになるだろう。
たぶん、ほとんどのことを思い出せたら、次の人生では詩人になるかもしれない。うまくいった場合のことだがね。
 地上へ再生するために海に舟を漕ぎ出す、なんと素晴らしい冒険だろう!
 私のこんな余談を聞いて、人は私が第二の子供時代に入ったと言うかもしれない。そのとおりだ――第二の子供時代をいわゆる見えない世界で過ごしているのだ。
 その夜の航海で、数々の美を見て飽きるほど目の保養をしたあとで、私は<美しきもの>に連れられ、ひとりで見たらひどく悲しくなるような地上の光景をいくつか見た。だが、<美しきもの>のそばでは誰一人として悲しくなれない。それがこの不思議な霊の魅力なのだ。<美しきもの>のそばにいれば、永遠の生の喜びを味わうことができる。

 われわれは、地上の人々が″悪徳のたまり場″と呼ぶような場所で、真夜中の乱痴気騒ぎを見物した。それを見てショックでおののいただろうか? まったく違う。私は科学者が一滴の水のなかの生物の動きを観察するごとく、それら微小動物のような人間たちのバカ騒ぎを観察したのだ。私は星々を見るように眺めていた。微小なものも巨大なものの同じだという神の視点化からと言いかけたが、たぶん星の比喩のほうが適切だろう。神の目に何が見えるか、われわれに判断できないからだ――ただしわれわれのなかにいる神のことなら話は別だが。
 私の書いた手紙を読む君たち、君たちがこちらに来れば、大いに驚くことばかりだろう。小さなものが大きく、大きなものが小さく見え、永遠の計画のなかで、あらゆるものが適切な位置を占めている。その計画のなかでは、悩みや困惑さえ必然の、美しい部品となっている。
 そんな考えが頭に浮かんだのは、<美しきもの>とともに、天国から地上へ、美しいものから醜いものへとさすらっていたときだった。
<美しきもの>の影響力をうまく説明したいものだ。宇宙のどこにも、あのような存在はない。月光のようにつかみどころがないが、母親以上に愛情細やかだ。バラより優美なのに、醜いものにも微笑む。海の呼吸より純粋だが、汚れに対しても恐れることはない。子供のように無邪気でありながら、古代の神々以上に聡明で、パラドックスの驚異であり、天界の放浪者であり、霊界の寵児なのだ。



 
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