新着順:7/6150 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

<多死時代の到来と人類の覚醒>

 投稿者:竹哲@らくらく安楽詩の会  投稿日:2020年 9月 9日(水)05時15分46秒
  通報
  最近の記事です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【特集】武漢肺炎がもたらす新世界(4)
<多死時代の到来と人類の覚醒>

 世界人口が70億人を突破し、地球環境が激変し始めている。異常気象は毎年のものとなり、武漢肺炎は終息しない。そして次のさらに悪性のウイルスがやってくる。中国の三峡ダムは、今年でなくとも数年以内に崩壊する。死者数百万人、被災者3~4億人が出ると予想されている。日本も3・11並みの巨大地震に襲われるだろう。

 世界はこれから「多死時代」を迎える。いま生きている70億人は80年以内に死んでゆく。ベビーブーマーたちがバタバタ死んでゆくわけだ。

 80年以内に死ぬ70億人が希求する「心の平安」とはなにか?
「死んだらどうなるのか?」
「死後の世界はあるのか?」
「死後も意識は存続するのか?」

 本来なら宗教が答えるべき問いに、どんな宗教も答えられない。SNSが世界を席巻する時代、宗教の力はどんどん弱くなっている。

 死を迎える70億人のひとりひとりが問うであろう根源的なテーマに解はあるのか? その解は信頼できるものなのか? それを信じて死んで行けるのか?

 1914年に出版された一冊の本がある。第一次世界大戦の直前に発表されて、死んでゆく兵士たちに読まれ、ベストセラーとなった作品だ。

「生きている死者からの手紙」
 著者はアメリカ人であり、高潔な判事と訃報で報じられたハッチ判事。

 彼が伝えたのはエルザ・バーカー女史。女流作家であり、詩人であった。そして豊かな霊感に恵まれ、友人であるハッチ判事のメッセージを書き留めた。

 ハッチ判事の死去を知らないまま、突然始まった死者との交信は、死についてのほとんどすべてが網羅されている。人が死を想うとき、真に参考になるテキストなのだ。

「生きている死者からの手紙」(1914年の出版、ノンフィクション、著作権フリー)
 エルザ・バーカーによる記録
 金澤竹哲・訳

<序文(1)
 パリに滞在していた昨年のある日、私は鉛筆をとって何かを書きたいという強い衝動にかられたが、何を書きたいのかまったく分からなかった。その衝動に身をまかせると、私の手は何者かにつかまれたごとく、人間についての卓越したメッセージを綴り、「X」と署名したのだ。
 メッセージの意図は明らかだったが、署名が私を混乱させた。
 翌日、友人にこの文章を見せ、「X」氏が誰だと思うかと聞いてみた。
「なぜなの」と彼女は言った。「これは私たちがいつも――さんと呼んでいる人じゃなくて?」
 私は知らなかった。
 現在、――さんはパリから6000マイルも離れた場所で、当然、生きているはずだった。だが、翌日か翌々日にアメリカから手紙が届き、――さんが、私がパリで「X」と署名された自動書記のメッセージを受け取る2、3日前にアメリカ合衆国の西部で亡くなったと伝えた。
 私の知る限りでは、私が彼の死を知ったヨーロッパの最初の人間であり、私はただちに友人に電話をかけて「Xさん」の死を伝えた。彼女は驚いたそぶりを見せず、私が「X」氏の手紙を見せた数日前にそう感じていたが、その時は口にしなかったと言った。
 当然ながら、私はこの異常な出来事に感銘を受けた。
「Xさん」はスピリチュアリスト(心霊家)ではなかった。私も同様で、以前もスピリチュアリストではなかったし、覚えている限りでは、死者と思われる実体が私の手を通して自動書記をしたのは他に2例あっただけだった。その時、私は霊媒と一緒だった。しかしメッセージは短いもので、私自身は現象を気に留めなかった。
 子供の頃、数回、他の人と一緒にウィジャ盤の上に手を置いたことがあり、ありふれたあれやこれやのメッセージをもらったことがあった。「Xさん」からの最初の手紙を受け取る数か月前、一度だけ、アマチュア霊媒と一緒にウィジャ盤に手を置いたことがあったが、亡くなった友人からと思える予言が綴られ、翌年、私のマンションで火事が起きたので、文字通り立証された。しかし火事は私の責任ではなく、また私自身の住まいで起きたのではなかった。
 随分前には、友人たちに説得されてプロが主宰する降霊会へ出かけ、いわゆる物質化現象を目撃した。一人の時には2、3度、霊を見たことがあり、どんな仮説を立てても、死者の霊だとしか考えられなかった。
 だが、この世とあの世の間のコミュニケーションというテーマについて、私はまったく無関心だった。スピリチュアリズム(心霊主義)には寒気を覚え、このテーマについての基本的な著作すら読んだことはない。
 にもかかわらず、私は何年もの間、毎日のように「予知夢」を見続けていて、そのなかには驚くべき予言もあった。そしてそれらの夢の解釈は、後に「Xさん」から与えられた解釈が正しいのだろう。
 アメリカから――さんの死を知らせる手紙を受け取った夜、私は「X」氏が誰なのかを教えてくれた友人と一緒だったが、彼女は、もしも彼ができるのなら、再び書かせる気はないかと聞いた。
 私は同意したが、それは、自分が関心を持っているというよりも、友人を喜ばせたいと思ったからだ。すると、「私はここにいる、間違いない」で始まるメッセージが私の手を通して届いた。それは突然途切れたり、センテンスの途中で休止し、大文字があったりして、ひどく読みにくい手紙だったが、最初の時と同様、きわめて自動的に綴られた。その力は強くて、翌日には私の右手と腕が利かなくなるほどだった。
「X」と署名された数通の手紙は数週間のうちに自動的に書き上げられた。だが、私は夢中になるどころか、このような形の創作に気が進まなくなったのだが、友人との議論のなかで、もし「X」氏が本当にこの世とコミュニケーションしたいのなら、彼を手助けするのは名誉なことだと納得した。
「X」氏は世間一般の人ではなかった。彼は著名な弁護士であり、年はほぼ70歳で、心底から哲学を愛し、数冊の本を著し、その純粋な理想や情熱は彼の知己であるすべての人にインスピレーションを与えた。彼の家は私の家からは遙かに遠く、彼に会う機会はごく稀でしかなかった。私の記憶している限りでは、私たちは死後の意識について語り合ったことはなかった。
 自動書記への強い偏見を乗り越えてゆくにつれて、「X」氏が語るあの世の生活について興味を覚えるようになった。このテーマについて書かれたものは読まなかったし、ベストセラーになった「ジュリアからの手紙」すら読んでいないので、私に先入観はなかった。
 メッセージは次々と届いた。しばらく経つと、手と腕の不自由さを感じなくなり、非常に判別しやすいとは言えないものの、文章からも、不規則さが消えていった>

 多死時代、常識はどんどん覆る。たとえば、光速を超えるニュートリノのスピードが測定された。「光速を超えるものはない」という大常識すら覆ったのだ。
「生きている死者からの手紙」が、これから死んでゆく70億人の心を安んじることになるだろう。
 
》記事一覧表示

新着順:7/6150 《前のページ | 次のページ》
/6150