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●「痛み」は健康への第一歩
私の姉がそうでした。
私は兵庫県の片田舎で、両親ともに教師という家に生まれました。三歳上に姉がいます。姉は大学を卒業後、花嫁修業をして結婚し、幸せな専業主婦生活を長年続けてきました。親に心配を掛けることの多かった私と違い、親孝行である上に、弟にもたいへん優しい人です。私の人生で、両親の次にお世話になったのが姉だと感謝しています。
その姉が、「膝に水がたまって痛い」と言い出しました。二〇〇七年春先のことです。膝が痛くて、正座ができなくなり、大好きな趣味の茶道ができなくなってしまいました。まさか、立て膝でお茶を点てるわけにはいかないですからね。
そこで、らくらく毛管運動を勧めたところ、すぐに取り組み始め、わずか二~三ヶ月で、痛みがすっかり消え、正座ができるようになりました。お茶を再開できて本当にうれしそうでした。
後日、姉は「膝が痛いだけで、人生がこんなに暗くなるのかと思ったわ」と打ち明けてくれました。
いまも、その痛みとつらさの思い出があるので、らくらく毛管運動を続けており、成人病の予防にも役立っているようです。一つ「姉孝行」ができたと私もうれしくなりました。
姉にとって「痛み」は健康への第一歩となりました。そして、姉に起きたことは、たくさんの方々にも起きています。
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