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たかが前立腺がんで、手術して亡くなった著名人が多いです。
この本を読んでいたら、やめたでしょうね。
近藤誠医師の新刊、「眠っているがんを起こしてはいけない。」(飛鳥新社)
からだにメスを入れると、休眠がんが暴れだします、そのメカニズムです。
<がんが暴れる仕組み>
なぜ、休眠がん細胞の分裂が始まるのか?
<がんの手術が『大ケガ』だからです。
たとえば包丁で指を切ったような普通のケガでは、傷ついた正常組織をもとどおりにするため、白血球が大活躍します。白血球から「成長因子」とか「増殖因子」などと呼ばれる物質(タンパク質)が分泌され、組織の正常細胞が活発に分裂を始めて傷をなおすのです。
そして、臓器を摘出する手術は、人工的に大ケガをさせたのと同じなので、増殖因子も大量に分泌されます。他方で、がん細胞は、正常細胞からわかれたものであるため、この増殖因子に反応し、活発に分裂を始めるのです。
これらの増殖因子は、血流にのって全身にまわるので、休眠がん細胞がからだのどこにあっても、分裂を始めさせることができます。たとえば乳がんの手術では、手術部位で生み出された増殖因子が全身をめぐり、肺や肝臓にひそんでいる休眠がん細胞に働きかけるわけです>
そして再発、転移が起きます。
がんと言われる前に、本書を読んでおきましょう。
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