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らくらく毛管運動で若返る(11)

 投稿者:竹哲@らくらく安楽詩の会  投稿日:2019年12月 2日(月)05時39分10秒
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  ●血液循環の主役は毛細血管

 山崎先生はその後、西先生の勉強会や講演会に通い、その理論や考え方、施術法をさらに深く学びます。
 西先生の理論には従来の常識を打ち砕くものが少なくありません。その一つが「血液循環の主役は心臓ではなく毛細血管である」という主張です。
 山崎先生の『難病に挑戦する奇跡の西式健康法』によると、血液を身体の隅々までくまなくめぐらせ、再び心臓に戻すには九〇トンもの圧力が必要ということです。当然、心臓にそれだけのパワーはありません。
 実は身体の隅々まで血液を呼び寄せているのは全身六〇兆個もの細胞自身であり、その細胞の要求に応えている重要な機能が毛細血管だというのです。
 そこには細い管の中を水がのぼる毛細管現象が働いています。高い木の上まで樹液がのぼるのも毛細管現象です。直径〇・〇〇五五ミリの毛細血管には水を二メートルの高さまで引き上げる力があります。
 毛細血管によって吸い上げられた血液が細胞に達し、細胞が栄養と酸素を取り入れて、老廃物と炭酸ガスを排出するときに、小動脈と小静脈をつないでいる毛細血管の接合部に一種の真空状態が生じ、古い血液が吸い込まれて小静脈から静脈に循環していくというわけです。
 つまり、血液循環の主役は毛細血管であり、心臓はポンプではなく単なるタンクであり、流れる血液を適量に調節する役割を果たしているというのです。
 健康維持・増進のために血液循環がどれほど重要かはいうまでもありませんが、その血液の流れをよくするカギは毛細血管にあります。そして、毛管運動はこの毛細血管の働きをよくする効果があるのです。
 毛細血管の機能を考える上で、重要な役割を果たしているのが、毛細血管のすぐ近くにあり、血液のバイパスの役割を果たしている「グローミュー」です。
 ほとんどの人が聞いたことがない器官名だと思いますが、その存在は一七〇七年にフランスの解剖学者レアリー・レアリスによって明らかにされています。しかし、現在の医学界ではその機能や役割に関心を払うことは少なく、存在さえ忘れられている状況です。
 図のように(★グローミューのイラスト挿入)グローミューは、毛細血管の手前にあり、その太さは〇・〇一~〇・〇四ミリで、小動脈と小静脈をつなぐバイパスです。日本語で「動静脈吻合」と呼びます。
 なぜ、バイパスが必要なのかというと、細胞が栄養や酸素を必要としないときや、汚れた血液を拒絶するときに、ルージェ氏細胞が働き、グローミューが開いて、直接、血液を静脈に戻すからです。
 例えば、ウイルスが細胞内に侵入した場合、グローミューが開き、細胞に流れている血液を迂回させることで、栄養補給をストップして、病原体を兵糧攻めにします。つまり、グローミューは免疫機能にも重要な役割を果たしているというのです。
 また、冷たい水の中に入ったときなど、体表面の毛細血管から体温が失われるのを防ぐために、グローミューが機能して細胞への血流を止めます。日本では修行として、海や滝などで「みそぎ」が行われてきました。私(金澤)もかつては数年間、夏、冬のみそぎを体験しましたが、みそぎで元気になるという効果も、グローミューの説明からわかるのではないでしょうか。
 人間の身体というのは実に精妙にできています。せっかく備わっている自然治癒力を活かさない手はないと思います。
 
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