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手紙34 ライオネルの旅立ち(3)

 投稿者:竹哲@らくらく安楽詩の会  投稿日:2019年 8月 8日(木)05時47分26秒
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 今回のテーマのひとつ、パターンの世界のことは、Circle of Sunflowerカードを連想させます。
 わたしも霊界にいたとき、パターンの世界で、Circle of Sunflowerカードを創造したのでしょう。

 9つのシンボルから炎のように光が出るように設計したようです。

 その光は人のオーラのように霊的な目で見え、霊界と地上をつなぐ存在です。

 もてば、ハッチ判事が描いた輪のように、わたしたちを守ってくれます。

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「生きている死者からの手紙」(1914年の出版、ノンフィクション、著作権フリー)
        エルザ・バーカーによる記録
        金澤竹哲・訳


手紙34 ライオネルの旅立ち(3)



「あの機械のパターンに魔法をかけて、誰も触れられないようにするのを手伝ってあげようか?」
「お父さん、そんなことできるの?」
「そう思うよ」
「じゃあ、いまから行ってすぐやろうよ。ぼくはあと一日か二日でここから出発しなきゃならないんだ」

 心をはやらせるライオネルを見て、私は微笑を禁じ得なかった。間違いなく、彼は結婚式場にいたいのだ。そのあとは、彼の姿を見ることはほぼなくなるだろう。

 われわれはパターンの世界に上がり、私はライオネルの助けを借りて、小さな機械のまわりに輪を描いた――こうして魔法をかけておけば、ライオネルが自分の発明品だと主張できるようになるまで守られるだろう。

 ああ、霊感! 発明! 天才! 地上の人々はこれらのことばの意味をほとんど知らない。詩人の名作は、彼が生まれる前にすでに読まれていたはずだ。エンジニアの発明品は、パターンの世界にあり、彼の魔法で守られていたはずだ。彼が大人になって科学的な知識を増やし、以前霊として創造したものの所有権を主張できるようになるまで、その発明品は魔法によって守られていたのだ。二人の人間がほぼ同時に同じものを発見、または発明したとすれば、ひとりが地上に戻るとき残していったデザインを、もうひとりが盗むのに成功したのだろう。ときには、ふたりがそれぞれ、地上に再び生まれるのを待っている第三者の発明品を盗み出したのかもしれない。

 ライオネルは、次の人生についてあれこれしやべりつづけ、――嬢がどれほどすばらしい母親になるか、熱心に語った。彼女は昔からライオネルにやさしかったのだ。

「おまえのように、ほとんどすぐに地上に戻る者たちは、前世で自分にやさしくしてくれた人を探しているのかもしれないね」と私は言った。
「もうひとつ、理由があるんだ」とライオネル。「――先生は、ぼくの前世のお母さんの友だちなんだ。お母さんにまた手を握ってもらえたら、すごく嬉しいだろうな」

「お母さんは、おまえだと気づくだろうか?」
「気づくかもしれない。生まれ変わりを信じてるからね」
「なぜそんなことがわかるの? おまえはここに来たとき、たいそう小さかったのに!」
「7歳だったよ。お母さんは、ぼくらが何度も地上に生まれるんだってことを、話してくれてたんだ」
「西洋世界に輪廻転生の考えをもたらした者に祝福あれ! ところでライオネル、おまえが出発したあとに、なにかしてやれることがあるかな?」
「もちろんあるよ。ぼくの新しいお母さんを見守って、お母さんやぼくに危険が迫ったら警告してほしいんだ」
「じゃあ、新しいお母さんは誰なのか、いま教えてくれ」

 
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