新着順:99/5848 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

手紙32(3)

 投稿者:世話人の竹哲です  投稿日:2019年 7月17日(水)08時38分53秒
  通報
  「生きている死者からの手紙」(1914年の出版、ノンフィクション、著作権フリー)
        エルザ・バーカーによる記録
        金澤竹哲・訳



手紙32(3)

 焦点を変える


 現代は物質的な時代だ。男も女も、大多数は死後の世界のことを真面目に考えない。だが、遅かれ早かれ、彼らはここに来て、たぶん少数は私が教えたことが理由で、死の変化が楽だったと知るはずだ。これは有意義なことではないのかね?私がしている努力同様、君の努力も意味のあることではないだろうか?

 大きな変化を迎えようとしているどんな人でも、この手紙から真摯に学び、原理原則を心に刻みつけ、死後もそれを思い出すと意志を働かせれば、何事も恐れる必要はない。

 私たちは挑戦した多くのことに失敗するだろうが、この仕事だけは失敗したくないと願っている。君も地上でこの仕事に失敗してほしくない。私は君なしにはこの仕事はできないし、君も私なしにはできない。私が君の潜在意識だという仮説には、この事実が答えになる。

 私はコンスタンチノープルを訪ねて、数百年前に素晴らしい体験をした部屋にたたずんだ。壁を眺めて、触れ、そこにエーテルの波動で刻まれた記録や、当時の私自身に関連した歴史を読んだ。

 私はペルシャの薔薇の園を散策し、花の薫りをかいだ――何百年の時を隔てた、いにしえの薔薇の香が私を狂喜させたのだ。そして、いまの私とは違う容姿と目的を持って、ベルベル鳥を眺めていていた自分を思い出した。

 ギリシャでも、遠い昔の日々を訪ねてみた。退廃が始まる前の彼らはなんと偉大な民族だったのか!集中力が彼らの力の秘密だったと思う。かの半島の周りに、彼らの偉業とともに、大胆な思想や向こう見ずな行動がエーテルの波動で記録されている。古代のエーテル記録は、あまりにも鮮明で、後世の上書きの下から輝き出している。アストラルの記録というものは、どこでも層の上に幾重にも層をなしているわけだ。私たちは、他の層のかわりにひとつの層を読むわけだが、共感や意志の力でそうしている。人が大英博物館へ出かけて何百万もの本のなかから望むものを選ぶのと同じことだ。もっとも偉大なものは、人がその秘密を解く鍵を持っていれば、いつでもシンプルに説明ができるものなのだ。

 波動については、多くのナンセンスなことが言われてきたが、それでも真実はその周辺にある。火のないところに煙は立たない。

 インドではヨガの行者たちが瞑想しているのを見た。彼らの独特の呼吸法がサイキックな現象をもたらすか、君は知ってるだろうか?いや、知らないだろう。説明してみよう。息を止めることで、ある種の――毒素と言おうか?――それが体内に作られ、その毒素がサイキックな機能に働きかけて、波動を変化させるのだ。それだけだ。ヨガについては数多くの本が書かれたが、このことに言及したものはあったかね? 訓練されていない健康的な肺は、生理学者が熟知している通常の機能によってこの毒素を取り除いている。つまり、物質界に順応し、また満足しているふつうの人間にとっての話だ。しかし、物質界に住んでいながら、サイキックな世界に順応したいと思う人にとっては、波動を変えることが不可欠だ。この波動の変化は、いま述べた毒素をほんの少し摂取することで可能になる。これは危険だろうか?そうだ、無知な者には。だが使い方を心得た者には、薬局の薬物程度の危険しかない。

 別の機会に、地上へ行ったり帰ったりして、あちこち歩き回っているうちに発見した他の秘密について語ってあげよう。


 
》記事一覧表示

新着順:99/5848 《前のページ | 次のページ》
/5848