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手紙32(1)

 投稿者:世話人の竹哲です  投稿日:2019年 7月15日(月)09時22分30秒
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  「生きている死者からの手紙」(1914年の出版、ノンフィクション、著作権フリー)
        エルザ・バーカーによる記録
        金澤竹哲・訳



手紙32(1)

 焦点を変える

 師の導きによって、ここ数週間、私は地上へ行ったり戻ったりしてあちこちを散策していた。ずいぶんぼかした言い方だと思うだろうね。だが、君の友人のなかには、私がヨブ記に出てくる悪魔かなにかのように恐れている人がいるだろう?
 さて真面目な話に戻ると、私が訪ねていたのは前世で住み、人々と働いていた土地であり、町々だった。旅の有意義さのひとつは、前世の体験を思い出せるということだ。土地には確かに魔法がある。

 私はエジプト、インド、ペルシャ、スペイン、イタリアへ行った。ドイツ、スイス、オーストリア、ギリシャ、トルコや、その他多くの土地へも行った。ダーダネルス海峡は戦争のせいで封鎖されていたが、私には通過することができた。どんな状態にも利点があるが、私の現在の状態にも、保障の法則が働いている。

 過去のある生で、私は世界中を旅していた。
 君は私がこちらの世界から君の世界へ簡単に出かけてゆき、両方の世界を見ていることが不思議だろうね。覚えていると思うのだが、君の世界と私の世界はほぼ同じ空間を占めている。地球の上の面は、私たちの世界のいちばん下の面にあって、そこはより物質的だ。「面」というのは君たちが使う「層」と同じだ。

 以前に話したとおり、地球の表面からかなり隔たったところにも、私たちがゆくことのできる場所がある。「空中楼閣」には比喩以上の意味がある。
 
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