新着順:125/5848 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

手紙29 予期せぬ警告(後半)

 投稿者:世話人の竹哲です  投稿日:2019年 6月17日(月)05時30分23秒
  通報
   今日は満月、真夜中の満月は木星をしたがえています。
 見ましょう。


「生きている死者からの手紙」(1914年の出版、ノンフィクション、著作権フリー)
        エルザ・バーカーによる記録
        金澤竹哲・訳




手紙29 予期せぬ警告(後半)


 もしもある人が霊媒となり、サイキックな向こう側には、真面目かつ重要な何事かを知る実体がいて、彼が男か女を通じてそのことを伝えようとするのであれば、これはまったく別の問題だ。だが、こちらの世界は、地上同様ルンペンがたくさんいる。この世界の住人の大半が君の世界から来たのだから、君たちと同じ種類の人々がいることは必然だろう。彼らは死の扉を通過したとしても、ほとんど変わらない。

 君は、繊細で感じやすい女性の誰かに、ハイドパークの真中で霊媒をしなさいと言うだろうか? そして、通行人たちを招いて彼女を通して語らせたり、触らせたり、彼女の磁力と彼らのそれを交わらせたりするだろうか? 君はおののいたね。私が見聞した事柄のいくつかを見たとしたら、もっと恐怖に怯えるだろう。

 それに、別の種類の者たちもここにはいる。神智学者が元素の霊と呼ぶ種類だ。元素の霊については多くのナンセンスが書かれてきた。だが、このことは真実だ。力のまとまりがあり、意識のまとまりがあり、それらは神智学の言う元素の霊とかなり近い。こうした実体は、通常、非常に進化しているが、地上の生活という場が、彼らの憧れであり、進化の次の必然的ステップなので、彼らは強く地上の生活に引き寄せられている。

 だから、君たちのテーブルや食器戸棚を叩く実体が、亡くなった祖父の霊だと信じきってはいけない。それは単に、盲目で欲望に満ちた実体であるか、(地上を)切望する意識体であり、君たちを利用して、自分の進化を早めようとしており、君たちのなかに入り込むか、君たちを通して、地上とその粗い波動を味わいたいのだ。

 彼らは君たちに危害を加えるわけではないが、一方で、大きな害を与えかねない。彼らと君たちを隔てるベールを破るような企ては止めた方がいい。なぜなら、このベールは君たちが考えるよりも薄くて、君たちの目はそれを透視できないが、触れることは可能だからだ。

 このことを告げたので、この問題についての私の責務は終わった。次の機会には、講義をする代わりに、ある物語を語りたい。

 私は実感として、アストラル界のシェラザード(訳者注、「千夜一夜の」語り手)の気分だ。しかし、私が千一夜語る前に、君は飽きてしまうだろうね。そうなる前に、終えなくては。違う、私は「死」を、別の遠くの世界へ行くことを言ったのではない。だが、私が、ここの生活について君に知らせたいと思うすべてを語り尽くした後は、もし許されるなら、他の星を探検するつもりだ。

 私は大いなる遺産を相続した若い男の気分で、遂に、旅をするためのすべての準備を終え、チャンスを得た。数カ月は家の近くにいて、物事を整理し、行動するための新しい自由に慣らすつもりだ。翼を羽ばたかせる時は来るだろう。それは二重の意味の比喩ではない。君がそう思ったら編集でカットしていい。私は傷つかない。

 
》記事一覧表示

新着順:125/5848 《前のページ | 次のページ》
/5848