新着順:99/5643 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

手紙14 パラケルススの本:天使と悪魔

 投稿者:ちくてつです  投稿日:2019年 1月28日(月)08時32分46秒
  通報
  「生きている死者からの手紙」(1914年の出版、ノンフィクション、著作権フリー)
        エルザ・バーカーによる記録
        金澤竹哲・訳

手紙14 パラケルススの本

 先日、この世界に滞在していた者の行った研究を収録した図書館が、もしあるなら見せて欲しいと師に聞いた。彼は言った。「あなたは地球にいた時はたいへんな読書家でしたね。来なさい」
 私たちは図書館そっくりの大きな建物に入り、私は息を飲むほどの驚いた。建物の建築様式に驚いたのではない、蔵書と記録文書の膨大な量にだ。数百万冊はあるに違いない。
 師に、すべての本があるのですかと聞くと、彼は微笑んで言った。
 まだ十分ではないですか? どれでも選んでいいですよ」
 本はテーマごとに並べられているのかと聞くと、
「配列方法があります」と答え、「何をお望みですか?」
 私は、他の人がこの世界について探求した記録を読みたいと言った。
 師は再び微笑み、棚から分厚い本を取り出した。それは大きな黒い活字で印刷されていた。
「誰がこれを書いたのですか?」と尋ねた。
「署名があります」と師は答えた。
 巻末を見ると、署名があった。パラケルススが使っていた署名だった。
 (訳者注、パラケルススは1493ー1541年にスイスで生きた医師・錬金術師で、医化学の祖とされる)
「いつこれを書いたのですか?」
「ここに来てすぐでした。パラケルススとしての転生と、その次の地球での転生の間でした」
 本を開くと、霊、人間、天使、そして元素の霊についての論文だった。人間の霊の定義から始められていて、それは人間の姿で生きた経験を持つ霊だという。元素の霊も定義しており、それは多少なりとも自意識を発展させてきたが、まだ人間のような経験をもたない霊だという。
 それから著者は天使を高次元の霊だとし、これまでもこれからも、物質界の経験を持つことのない霊と定義していた。(訳者注:天使も悪魔も、地上には転生しない)
 次に天使の霊は、天界と地獄の二種類のグループに明確に分けられていると述べている。前者は神の法則に従い、調和をもたらすために活動しており、後者は調和を壊すために活動していると定義する。だが、天使と悪魔、ふたつのグループは、互いを、存在し続けるために必要としており、もしすべてが善になれば、宇宙は存在することをやめてしまう、善そのものが、それに対抗する悪の消滅によって、存在できなくなるという。
 彼は、天使の住む領域の書庫にはいくつかの事例が記録されており、善の天使が悪になり、あるいは悪の天使が善となる事例が極めてまれにあると述べている。
 それから彼は、この世界に滞在する仲間の魂に警告し、悪霊とは交流しないようにと述べている。彼は、微細な形の生活には地球の生活以上に誘惑が多いと断言する。彼自身がしばしば悪意のある天使たちから仲間に加わるようにと誘われ、その説得力はしばしば、大したものだったそうだ。
 彼は地上で生活していた時に、何度か善い霊や悪い霊と会話したことがあったが、彼の知るかぎりでは、地球にいた間に、悪魔と会話したことはないそうだ。
 彼は読者へ、微細な世界の人間が天使なのか、単なる人間なのか、あるいは元素の霊なのかを見分ける方法がひとつあると助言する、それは天使を包む光がより強く輝いているかどうかだと言う。善い天使も悪い天使も、ともに強く輝いているが、両者には違いがあり、顔を見ればひと目で見分けることができると言う。天界の天使たちの目は愛と知性で燃え上がっており、地獄の天使たちのば場合は、目を見ると途方もなく不快になるそうだ。
 彼は、地獄の天使が人間のふりをすることは可能であり、また、光の天使のふりをするかもしれないと述べる。だが、天使が本来の資質を隠し、微細な体で生きている魂を偽ることは事実上不可能だとも述べていた。(訳者注:霊界ではだませない、ということ)
 このテーマについては、別の夜に伝えたい。いまは休息しなければならない。

 
》記事一覧表示

新着順:99/5643 《前のページ | 次のページ》
/5643