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人相は適中します

 投稿者:世話人の竹哲です  投稿日:2018年11月21日(水)05時47分59秒
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   人相は当たります。昨日の続きです。

 カルロス・ゴーン氏の人相を、「南北相法」にあたりましたら、眉毛が「家を乱す」とありました。

 前妻にも、ひどいDVを行なっていたそうです。昨年末、「週刊文春」がスクープしていたそうです。

 彼は一白水星の年、七赤金星の月で生まれていました。

 11月は真北の大凶。絵に描いたような転落でしたね。

<10人中1人しか生き残らなかった海軍パイロット。運良く生き残った岩崎嘉秋氏の「われレパルスに投弾命中せり」には、水野氏のエピソードが活写されている。
<おしゃべりがつづいているところに、見馴れない人が入ってきた。悠然とかまえるその容姿から、多分、試験官であろうことがわかる。が、正規の海軍軍人ではない。ドアを開けて入った瞬間、受験者を見つめた長身のその人は、いままでの厳しかった検査を、にわかに引っくり返すほどおかしい顔立ちをしていた。とにかく、顔の長さがことのほか違っている。
 吹き出したい笑いが、腹の中で何回かもみくちゃにされ、抑圧され、圧縮されたが、ついに堰を切って爆発した。最初に声に出した笑いに雷同して、そこにいた全員が笑いの渦に巻き込まれてしまった。止めようにも止まらない爆笑に、受験者は腰を折り、手で口をふさぎながら極力、声を潜めようと努めた。だが、その格好がかえって笑いをさらに増幅させる結果となり、容易に止まりそうになかった。
 私も笑いこけた。だが、件の人が近づくにつれ、笑い声はだんだん下火になった。眼の前に背の高い、顔の長いその人が近寄ったとき、笑い声は止んだ。
受験者たちは、頭を下げて自分自身をたしなめようとした。
 「君たちは、何がそんなにおかしいのだ。多分、僕の顔がおかしいのだろう。僕には、君たちの顔の方がよっぽどおかしい」こう言い捨てて、その人は悠々と試験官席に向かっていった。
 受験者も私も、言葉の深意がわからなかった。件の人が去ると、ひそひそ声が洩れた。
 「俺あ、馬かと思ったよ。顔の長さは、普通の人の倍はあるぞ。あの人が試験官か、まずいことになった。だが、しようがないよなあ……」
 この発言者は、Iだった。最初に笑い出したのも彼だった。いま、彼が述懐したことで、ふたたび小さな笑いが起きかけたが、拡大されずに消滅した。
検査のベルが鳴ったからだ。
 受験者の間に小さなどよめきが起きた。受験番号を首からぶら下げた若者は、これまでの検査と違った方法でやるという説明を聞いたからだった。
 「こんな検査だったらいいよなあ……気らくなもんだ」
 こんな会話が飛んだ。最初に呼び出された者が指定された場所に立ち、そのあとに順番につぎつぎと並んだ。たったいま、君たちの顔の方がよっぽどおかしい、と断言したその人が試験官だった。ライカのカメラを手にしている。受験者は、その人の言うなりに顔写真を撮られた。正面から右真横、真後ろ、左真横と向きを変え、そのつど検査官は、手際よくシャッターを切った。
 顔と頭部の写真を撮られた者は、つぎの課目を待つことになる。300名ほどの予定者がすむまでにはかなりの時間がかかる。つぎの課目は、手相と人相と骨相を見られることである。
 「待たせるなあ……早くやってくれればよいのに、何をしているんだ。これほど多い人が全部すむまで待たせる気か……」
 「そうだろうよ。だって試験官は、あの人1人なんだから」
 こんな会話が聞こえる。写真撮影がすんだ者が、どんどん押し寄せてくる。その群れの中から、注目すべき情報が、私の耳に飛んできた。
 「偉い人らしいぞ。海軍の嘱託で水野義人という易学の大家だそうだ。人相、手相によって、人の運勢を判断する第一人者だ、と助手の方が言ったそうだよ。見ろ、あの人の顔立ちを! 珍しい人相だと思わんか?」
 私は、ぐっと胸に響くものがあった。横須賀でたまたま高島公洋なる易者に、人相、手相を鑑定してもらったことを連想したからだった。人相、手相が、どのように航空適性と関連性があるのか、いまあらためて不思議に思えてきた。その秘密はただ1人、顔の長い試験官だけが知っているのであろう。なんとも恐ろしい気がした。
 写真を撮り終えた者は、番号順に正面の試験官の前に呼び出された。顔の長い試験官は、テーブルを前にして腰かけている。未来を見透して超然とした構えがにじみ出ていた。テーブルの上には、人の顔の略図を書いた用紙が置いてある。
 受験者が座ると、試験官の眼は鋭い光を放って受験者の顔を凝視する。と、見るや、手にした赤鉛筆で顔の略図の上に、手早く印をつけてゆく。眉の上に○がつけられ、日元に△が付され、日尻に×印など、顔の各部につぎつぎ符号をつけてゆく。その手際のよさは、かつて高島公洋が見せた笠竹や算木をさばいた鮮やかさに似ていた。
 顔の輪郭はもちろん、日、鼻、日、耳はいうにおよばず、肉づきの程度や度合いなど、細大漏らさず評価の対象となって記号に変わってゆく。それは、まったく不可解な運命の迷路を表示するもののように見えて、不気味な想像を抱かせた。
 顔の検査が終わると、受験者は立ち上がって少しく右に移る。その前のテーブルには、白紙が重ねてあり、そのかたわらには謄写版用のローラーが置いてある。用紙の右上に受験者の固有番号を書き入れ、思い切り両掌を開いて、助手が黒いインクをつけたローラーを掌の上にころがすのだ。
 真っ黒になった掌を、しっかりと白紙に押しつけて手型をつくる。指紋は、そのまま丸映しになって残る。左右の掌を捺せば、これで適性検査のすべてが終了するのだ。
 手形を捺し終えて、掌にのこった黒インクを雑用紙で拭いながら、受験者たちはつぎつぎと検査場から出てゆく。半月にわたった検査で、すっかり滅入った気分も、これでようやく終了したという安堵感で、検査の結果はどうであれ、厳しい試験の種桔から解放された意識が、ようやく明朗さを取りもどしたようだ。
「われわれをいい加減に使って、テストの材料にしているんと違うか。人相だの手相だの、骨相まで見て、飛行機の操縦となんの関係があるんだ。ばかばかしい」
 「俺は、もうあきらめた。こんなわけのわからぬ試験で、たとえ合格したとしても、あとが思いやられるわい。止めた、止めた……」
 受験者が、病院の構内を門に向かってぞろぞろ歩いてゆく。彼らは、だれしもが長い間の試験にうんざりして、日々に不満を爆発させていた。
 私は、彼らに混じって歩いていたが、いささかの不満も感じなかった。それどころか、頭の中に描かれている虹色の梯子が、だんだん鮮明に浮かび上がってくるのを意識した。
 二次試験の結果、不合格となって原隊復帰を命じられても、もう父島航空隊にはもどりたくない。「馘になって帰って来ても受け入れないぞ!」と言った先任下士官の顔が浮かぶたびごとに、私は背水の陣に立つ自分自身を叱咤した。
(中略)
 「岩崎! 大変だ。板谷が……」
 「板谷がどうかしたのか、どうしたんだ」わたしはせき込んでたずねた。
 板谷孝夫は戦闘機を希望して、それが叶えられ、大分航空隊に配属されていた。彼は、練習生時代、とくに武岡と親しく、伎価も優れていて、わずか11時間の同乗飛行で、だれよりも早く単独飛行をやってのけたし、宮殿下にアクロバットの妙技を披露する光栄にも浴したりした。
 そのころ受け持ち教員も鼻高々で、「トンビが鷹を生んだようなもんさ」と、安心し切っていた。
このように、いつも同期生の羨望を集めていたのが板谷だった。
 「板谷が事故で死んだっ!」
 武岡は、泣きそうな顔を私に向け、こう言った。
 「なにっ! 板谷が死んだっ! ほんとうか」
 私は聞きなおしたが、武岡は何もしゃべらずに顔を伏せた。
 その夜、板谷の事故死について、大分航空隊から情報が入ってきた。原因は不明だが、4000メートル上空から、まっさかさまに墜落し、桑畑に大きな穴をあけ、機体もろともに突っ込んだという。いろいろの憶測が乱れ飛んだ。が、私はただしんみりと考えさせられるばかりであった。
 それは、呉海軍病院でのことだ。航空適性検査の最終日だった。顔の長い試験官が、試験場に入ってきたとき、最初に笑い出したのは、まぎれもなく板谷だった。ほかの者は、彼につられて笑いこけたものだ。そのとき、係の試験官が言った。
 「君たちは何がおかしい。多分、僕の顔がおかしく見えるのだろう。……僕は、君たちの顔の方がよっぽどおかしい」と。
 私は、このことをなぜか不気味に思い起こしたのだ。しかも、試験官がそう言った後で、穴のあくほど板谷の顔を見つめていたのが胸の中に焼きついていたのだ>


★欲ボケで 汚水まみれの ゴーンさん

 世界に知らるる 名声消えり

★暗雲は 眉に現れ ひと知れり
   ※ひと=「南北相法」の著者
 黒々凶 家を乱すと

★前妻が 世に訴えた 暴力

 子らを捨てつつ カネも払わず

 
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